みなさんこんにちは!
ブログをいつも読んで頂きありがとうございます(^^)
今回は、観光英検2級取得に向けた独学勉強法とおすすめのテキストについてお話したいと思います。
観光英語検定とは
観光英語検定とは、観光分野に特化した英語能力試験です。
観光業界へ就職する際に有利になったり、英語力のスキルアップそして海外旅行した際に役立ちます。
詳しくは公式サイトをご参照ください。
公式サイトやググってみるとわかりますが、意外とこの試験はマイナーでTOEICや本家の英検と比べると情報が少ないです。
観光英検は3級から1級まであります。
級 | 出題内容 |
---|---|
3級 | 観光・旅行に関する初歩的な英語および日常会話 |
2級 | 予約、ホテル、入出国手続き、ほか観光に関する英語 |
1級 | 観光でのあらゆる状況に対応しうる英語力、各国の文化や習慣、国際儀礼など |
TOEICの点数を参考にレベルを見比べてみるとこのような感じになります。
公式サイトにはもう少し低い点数でも受験対象になっていますが、受験した経験や出題内容を鑑みると、一発で合格するためには、このくらいの点数は最低限必要なんじゃないかなという印象でした。
3級は初心者向け(TOEIC400~500点)
2級は中級者向け(TOEIC600点程度)
1級は上級者向け(TOEIC860点以上)
特に1級は合格率が10%以下で観光業界で働くスペシャリスト向けとされているので、2,3級と比べてレべチです。
この記事では経験談を元に観光英検2級について書いていきたいと思います。
どんな方向けの記事か
・観光英検2級を取りたいけど勉強法がわからない。
・テキストは何を使えば良いかわからない。
・観光ガイドに必要な英語を身に付けたい。
・インバウンドビジネスに興味がある。
記事を読んで得られること
★観光英検2級の難易度と取得に向けた独学勉強法、勉強時間の目安がわかる。
記事内容の根拠
・独学で観光英検2級を一発合格した経験
・観光ガイドや一人海外旅行の経験あり
(=観光ガイドや海外旅行にどの程度生かせるかがわかる)
結論 公式テキストと過去問を徹底的にやり込む
まず結論から述べると、
公式テキストと過去問を利用し、勉強法は徹底的に使い込むということです!
公式サイトには、観光英検2級の難易度はTOEIC470-600点程度と書いてありますが、TOEIC600点取っててもノー勉で挑むと合格するにはかなり難しいと思います。
なぜなら、この試験は「観光に特化」した英語能力を測るので、世界遺産や日本の観光地についてや海外旅行で起こりうるシチュエーション(ホテルフロントでのやりとりなど)が出題されるからです。
ですので、まずは公式テキスト、過去問をamazonなどで揃えましょう。
どちらも3000円くらいです。逆にいうと必要なテキストはこれぐらいです。
これらを徹底的にやり込みましょう。
私の経験上、英語学習はしつこいくらい同じテキストをやり込んだほうがいろいろなテキストを取り組むよりも断然伸びます。反復練習あるのみです。
お金も節約できるのでおすすめです!
合格までの独学ロードマップ
①公式テキストを実際に解いてみて実力を測る
制限時間内で解いてみて、合格ラインと比べていまどのくらい取れるのか把握しましょう。
また、間違った箇所はマーカーなどで復習てきるようにしておく、合格ラインと比べて近いのか遠いのか、どの項目が弱点なのかなども分析しておくことをおすすめします。
②公式テキストで間違った箇所を何度も復習する。
間違った箇所はなぜ間違ったのかを突き止めてください。
・単語がわからなかった→わからなかった単語を調べておぼえる
・文章の構造がわからなかった→文章の構造が5文型のどれにあたるのか明確にして、読めるようにする
・聞き取れなかった→スクリプト見て意味の確認した後に音読&オーバーラッピング&シャドーイング+α暗唱トレーニング
この不正解の原因突き止めが英語力の伸びしろになります。
このときはどれだけできたのかは無視してできなかったところに着目してください。
これが英語力の伸びしろにあたります。
私の場合、自分の学習スタイルが確立してからは英語学習のうち7-8割は復習する時間に充てています。
周りの英語ぺらぺらな人たちも同じようなやり方でしたので間違っていないはずです。
僕の尊敬するイチロー選手は『4割近くヒットにしたことより、なぜ残りの6割は打ち損じたのか』を考えていたそうです。
できたことよりできなかったことに着目しましょう。
公式テキストで間違ったところだけを何度も復習してください。
間違ったところだけであれば繰り返すうちに復習する時間も短くなってくると思います。
目安としては5周くらい反復復習したらとりあえず次に進んで良いと思います。
それまでは1周目で理解&すぐ解けるようになっても復習するようにしてください。
復習を何度も繰り返すことはすでにわかっていることを行うので、無駄に感じる人もいるかもしれません。
しかし、これで英語は伸びていきます。野球部やテニス部はもう打てるようになったら素振りをしなくなりますか?ということと同じです。
プロ野球の選手でさえも(もちろんイチロー選手も)素振りは欠かさないので、ぜひ疑問に思わずに復習を繰り返してください。
ちなみにもし解いてみて、問題どうこうよりも英語の基礎力が足りてない(単語力、速読力、リスニング力など)と感じたら英語力の底上げから始めましょう。
個人的主観ですが、TOEIC500点以下もしくは600点取っても小手先テクニック(TOEICに特化した対策に集中して点数を取得)で取得した方は底上げから始めることになるかも良いかもしれません。
ちなみに私が受験したときは700点は超えていた段階でしたので、問題の傾向をつかんでテスト対策に注力しました。
③過去問も同じ手順で徹底的にやり込む
公式テキスト時点で制限時間内で解いて合格ラインに達してる人は、苦手パートだけ優先的に解いて、復習するのもアリでしょう。
実際に試験会場で試験終了後に、受験生からは「リスニングが難しかった~」という声を多く耳にしました。
海外旅行で出くわす場面や観光ガイドが話しそうなシチュエーションが出題されるので、こちらは慣れておいたほうが良いと思います。
方法としては大きく2つ
1.TOEICのpart4で出題される海外出張(旅行)や観光に関するシチュエーションで慣れる
TOEICってビジネス英語に関する内容ですが、海外出張で時間が余ったからちょっと観光してみるとか飛行機の機内やバスターミナルでのアナウンスといった海外旅行でも出くわすようなシチュエーションの問題もあるんです!
ですので、こういった問題を活用して観光、海外旅行のシチュエーションに慣れつつ、リスニング力も伸ばすのは良い方法だと思います!
TOEIC対策をしたことがある方はリスニング力を伸ばす方法について知っていると思いますが、一応紹介しておくと、
①精読&音読
➁オーバーラッピング&音読
➂シャドーイング
④暗唱
の手順が私の経験上は一番効率的(成長が感じられる)リスニングの学習方法です。
学習割合としては
①:➁:➂:④=3:2:2:3 くらいで私は取り組んでいます。
たとえば、100分なら①を30分、➁を20分、➂を20分、④を30分といった感じです(英語力などで個人差があると思います汗)
①と④を特に意識して取り組んでいます。
①は内容を理解するために必須トレーニングです。内容わかっていないとそのあとの➁➂のトレーニング効果が薄れるので必ず取り組むべきです。
④は意外と実際にやっている人は少ないのですが効果絶大のトレーニングです。
多くの人は➂までやって、次の問題に取り組むのですが、それはもったいないです。
本当は④までやると頭にフレーズがストックされていくので、リスニング力が向上するだけでなく英会話(スピーキング力)にも生かされていくので負荷が大きいですがやることを強くおすすめします。
TOEIC問題を活用してリスニング力を伸ばすトレーニングを身に付けるためにこちらの書籍が役立ちます。
私も実際に活用していますが、トレーニングするために自分でしなければならない作業が省かれてお膳立てされているのでかなり効率的にできます。
本に従って取り組めば自動的にトレーニング法を身に付けられて、トレーニングするのに一気にハードルが下がるので、リスニング学習初心者にはおすすめです。
具体的には以下の点がおすすめポイントです
・精読をできるように単語や文法をすでに記載されているので自分で調べなくてok
・スクリプトが掲載されていて音読練習がしやすい
・オーバーラッピング用、シャドーイング用音声が付いているのでトレーニングがとてもしやすい
(しかも0.7、1.5、2.0倍速もあり、自分で設定しなくて済むのでラク)
2.youtube動画で慣れる
もう一つはyoutube動画で観光や海外旅行シチュエーションをみて慣れるという方法です。
慣れておくと次にこういうパターンの流れになるなーというのがわかってくるので、出題されたときにもこれだけでだいぶ正答率が変わると思います。
たとえばこういう動画がおすすめです。初歩的ですが、海外旅行の経験がない人にはこれだけでも流れが少しは理解できると思います。
トラベル英会話ロールプレイ 【出発から現地滞在までのトラベル英会話】 – YouTube
トラベル英会話フレーズ 200 – YouTube
④公式テキスト、過去問を一通り解いてみて満点(少なくとも9割以上)解けるか確認する。
この解けるというのは「答えがわかったから解ける」、という意味ではありませんからご注意ください!!
答えがわかっていてもなぜその答えになるのか人に説明できる上で解けるようになっていて初めて「解ける」ということです。
この文章はこういう意味だから、答えがこれになるとか、リスニングではこの人がこう言ってたから答えはこれだ、とか。
⑤観光に関する知識、英単語英熟語をおぼえる
解いてみてわかったかと思いますが、観光英検は単なる英語力を問うだけではなく、世界の観光地や海外旅行で起こりうるシチュエーション、観光関係の単語をある程度知っている必要があります。
海外旅行にけっこう行かれてる方はここら辺は身を持って体験されているので、そこまで支障がないかもしれませんが、対策する必要がある方も割と多い印象がしました。
【世界の観光地】
観光英検受けた知人らに聞いてみると世界遺産検定の公式テキストを活用したという人がちらほらいました。
私は過去問に出てきて知らなかった観光地を調べたり、出てきた観光地と同じ国の他の観光地を旅行に行くと仮定して調べたくらいです。
世界の観光地に詳しいとは言えなかったですが、対策はその程度しかしてません。
【海外旅行で起こりうるシチュエーション】
→youtubeで「海外旅行 英語 シチュエーション」とけっこう出てきますので動画で疑似体験できます。
【英単語、英熟語】
→受検前にぜひチェックしておきたい頻出150項目がおすすめです。
これが役立ったという人たちが周りでは多かったです。頻出150項目なので自信がない方ははじめから公式テキストと並行して取り組むのもアリかと思います。
http://kanko.zgb.gr.jp/books/index.html
勉強時間の目安
私の場合は、当時、TOEIC700点超えるくらいのレベルで、総学習時間はだいたい50時間くらいだったと思います。
おそらく思っていたよりも勉強時間が短く感じたと思いますがこれには理由があります。
それは、
・合格ラインに達する英語力が備わっていたこと(TOEIC730点)
・複数回、複数国に一人で海外旅行した経験がある
=2級で出題されるような予約、ホテル、入出国手続き、ほか観光に関する英語の予備知識が備わっていた
以上のことが大きく影響したんじゃないかなーと感じています。
問題を解いていても、「これ海外旅行のときにあったシチュエーションだなー」と思ったことがありました。
平日の仕事終わりにテキストの反復復習と英単語おぼえて、土日にテキストを解いてみるって感じをルーティンで1ヶ月続けました。
試験日の1週間後に他の試験も控えていたので同時進行で取り組んでた分、正直な話、集中して熱心に取り組めなかったです…^^;
ただ、最低限やれることはやろうと、限られた時間の中でしっかりと頑張ったおぼえはあります。
以上が観光英検2級の勉強法とおすすめのテキストについてでした。
いかがだったでしょうか?
みなさんのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。