英語は学習方法を知らないでそこで止まっている人が異常に多いと最近感じています…
たとえばツイッターのつぶやきをみると以下の内容がツイートされていました。
あまり効果が感じられなかった学習方法
①話す内容を決めずにオンライン英会話
②文法書を流し読み
③海外ニュースの聞き流し
④Tedを見て満足
⑤参考書をコロコロ変える
⑥洋楽を聞くだけ
⑦英語勉強法をネットで検索しまくる
⑧Netflixを日本語字幕で見る
⑨発音記号を覚えずに単語学習— だいき@英語初心者からの脱却方法 (@daiki_n_arata) February 28, 2021
どれか一つでもやっていませんか…?
そして、各項目が
- なぜ効果が薄い学習方法なのか?
- どう改善したら効果的な学習方法になるのか?
と答えることができますか…?
おそらくすぐには答えられない方が多いのではないかと思います。
でも、けっこうこういう感じのことを英語学習として取り入れている人が多いと思います!!
ということで、今回は、
効果が薄い学習方法の理由を解説し、
どのように改善したら効果的な学習になるのか
について私の経験を基に説明していきたいと思います!
ちなみに私の英語レベルや経験は以下の通り。
【英語レベル・実績一覧】
・TOEIC860 (年内に900点突破します!)
・TOEFL ibt 80 (年内に90点突破します!)
・観光英語検定2級
・米国大学院留学経験(世界大学ランキングトップ30の大学でした)
・語学留学経験3回(アメリカ、フィリピン2回)
・海外企業勤務経験
・英会話講師経験
・大学受験・TOEIC対策の英語講師経験
・温泉ソムリエ(関係ないですね)
・サウナ・スパ健康アドバイザー(関係ないですね、ほんとさーせんw)
①話す内容を決めずにオンライン英会話
これは僕も最初よくやってましたね…汗
とりあえずオンライン英会話を毎日やってれば話せるようになるんじゃないかと勘違いしていました笑
これは特に「フリートーク」を選択する人に多いんじゃないかなーと思います。
効果が薄い理由
効果が薄い理由としては、
オンライン英会話はあくまで
「アウトプットの場」なので、これまでインプットしてきた英会話力を実践で使えるようになる練習の場であって、ここでしっかりと学ぶ場所として活用しない方が良いってことです。
つまり、「これまで覚えてきた英会話フレーズを駆使してどれだけ会話ができるか、会話の幅を広げられるか」ということだと思います。
改善のポイント
フリートークにしても行き当たりばったりではなくて、何かトピックや話すテーマを決めて英会話講師と話すと良いと思います。
そして、その際に
- うまく話せたフレーズ
- 言いたかったけど言えなかったフレーズ(特に悔しい思いをしたもの)
- 講師から指摘されたフレーズ、単語
をオンライン英会話が終わったあとに必ずメモしておきましょう。
そしてそのメモをもとに次はできるように復習しておきましょう!
自分の場合、日誌をテンプレ化して付けていて、上記の項目ごとに毎回記録していました。
それで言えなかったフレーズと指摘されたフレーズの修正した版をノートに書いて、ほぼ毎日、もしくはオンライン英会話の直前にでもノートを音読して覚えるようにしていました。
これを毎回続けていくと、すこしずつでも話せるフレーズが増えていくので英会話力につながりますよー
②文法書を流し読み
文法書ってけっこう分厚いし、読んでて眠くなるので最初のころは自分も流し読みしていました。
けど、流し読みしていると他人事のように感じるし、文法が理解できても実際に”使える”ようにはならないんですよね~汗
効果が薄い理由
文法書でいろんな文法のルールを知ったとしても、それがどういったときに使われるのか、長文でそれを見抜くことができるレベルには到達できないからです。
勉強のための勉強をしているというか、実践力とは離れているので効果が薄いです。
たとえば、webデザインとかプログラミングをしていて、専門用語は知っているけど、それを用いて何かできるか、というとそういうわけではないですよね…
それと同じです。
文法書に書いてあるものの中でも
・頻繁に登場する文法
もあれば
・ごくまれに登場する文法
もあるわけで、後者は正直最初から覚える必要ないのですが、まんべんなく覚えようとすると効率が悪いというのは明らかですよね…
改善のポイント
これは自分で経験することが一番良いと思います。
個人的には文法書を活用するなら、文法書ありきではなく、まず
- 文法問題を解いてみる
- 長文を読んでみる
ということを優先して取り組んだ方が良いと思います。
そして、そこで登場した自分がわからない文章について、文章構造を理解するために
「どんな文法が使われているのか」を確認するために、文法書を開いて調べる、といった方法が有効です。
という方もいるかと思います。
その場合は、
・長文問題や文法問題は解説がしっかり詳しく書いてある問題集を使う(文法書で調べなくてもok)
や
・基本的な文法をまずおさえることに注力する
といったことがおすすめです。
後者であればこちらの教材がおすすめ。
文法を解くみたいな形式ではなく、
「基本的な文法、日常英会話でよく使われる文法のみを厳選している」
「実際に英会話できるようにトレーニングもできる」
「リスニングやスピーキングの勉強法も身に付けられる」
という一石三鳥の良本です。
私自身もこの一冊を留学中に何十回も繰り返して基本的な文法をマスターし、留学での日常生活では会話に困らないレベルまで引き上げることができました。
書店でもよく見かけるので、チェックしてみてください。特に序章の著者の述べる文章は必見です。ほんとモチベ上げてくれます!
(2024/11/21 00:42:58時点 楽天市場調べ-詳細)
③海外ニュースの聞き流し
これも①話す内容を決めずにオンライン英会話と似ている内容です。
結論、リスニングの勉強としてはあまり効果がないです。
私も通勤中とかアメリカのラジオとか聴きまくっていて経験済なので断言できます。
効果が薄い理由
聞き流しは
「いま自分が聞き取れる単語、内容はどの程度なのか」を確認するためには有効ですが、
「聞けない単語やフレーズを聞き取れるようにする」という、リスニング向上の学習としては有効ではないです。
なぜなら、単語がなんなのか、そのフレーズがなんなのかを理解しないまま何度も聴いてもいつまでも理解できないですよね汗
たとえば、般若心境をなんども聴いているとなんとなく聞こえるようになるかもしれませんが、「どんな意味を唱えているのか」についての理解は一向にできないですよね。
改善のポイント
改善のポイントとしては、まず聞き取れない単語、フレーズの意味を理解することを優先してください。
まずは聞き取れなかった単語、フレーズを書き起こすと良いです(これをディクテーションといいます)
ラジオやニュース番組などは一回きりしか聴くことができないので、できれば何度も聴きなおすことができる教材をはじめは利用することをおすすめします。
そして話している内容のスクリプト(英語の原稿)が付いているものならなおさら良いです。
そういった教材を活用するならば手順は以下のとおり。
1聞き取れなかった単語、文章にマーカーで線を引く
2その部分の意味を調べて理解
3その部分だけ何度も自分で音読します(音読)
4音声を流してそれを教材を見ながら同時に音読できるまで繰り返す(リピーティング)
5教材をみないで、音声に少し遅れて聞き取りながら音読する(シャドーイング)
この手順で反復練習をしていけば、聞き取れる単語、フレーズが増えるので、これがリスニング力アップということになります!
と感じる方もいると思います。
私も最初はこんな考え方を持っていたので、上記の手順を進められても取り組まなかったんですよね… どうしても信じられなくて。本当に効果あるんかなーと汗
でも断言します。これはマジで効果あるんでおすすめです。
というのも、同じ単語、フレーズじゃなくても英語の音声にはリズムや似たような文章構成や表現パターンが多くあるので、一致していなくても聞き取れる文章が増えるんです。
あと、すべて聞き取れなくても会話の前後の文脈から「だいたいこんな感じのニュアンスのこと言ってるなー」とかもわかってくるようになるのでそれだけでもだいぶ助けられますよ。
ですので、最初から完璧を目指さなくても地道ですが、目の前の出会った聞き取れない単語、フレーズをひとつひとうつぶしていきましょう!
すぐには効果がみられませんが着実にリスニング力はアップして、いずれ「あ、なんか聞き取れるようになってるわ!」という日が必ず来ますから!!
④Tedを見て満足
TED talkも有効な英語学習として有名ですね。
あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスということで大変有名ですが、こちらも活用方法がとても重要だと思います。
効果が薄い理由
個人的には、TED talkはある程度英語レベルがないと英語学習としては効果が薄いかなと思います。
理由は、内容が難しいからです。
日常英会話みたいな英語ではななく、どちらかというと、大学の授業の内容のようなものに近いです。
しかも短いものだと3分、長いものだと20分以上もあるプレゼンテーションを聞くのはなかなか最初はしんどいです。
TED talkを学習に取り入れる英語レベルの目安としては、TOEIC800程度は必要かなと思います。おそらく800あっても最初は半分も内容を理解できないものが多いと思います。
改善のポイント
まだ英語レベルが足りない人は潔く英語学習に取り入れるのを待ちましょう。
どうしても取り入れたい場合は、気に入った動画を何度も繰り返し観て内容を理解し、その中で気に入ったフレーズを自分のものにできるように③海外ニュースの聞き流しで紹介した手順で進めてみると良いと思います。
具体的には以下の通り。
1その部分の意味を調べて理解
2その部分だけ何度も自分で音読します(音読)
3音声を流してそれを教材を見ながら同時に音読できるまで繰り返す(リピーティング)
4教材をみないで、音声に少し遅れて聞き取りながら音読する(シャドーイング)
また、プレゼンターの真似をしていくとプレゼン力や表現の幅が広がり、スピーキング力の総合力アップも見込めると思います。
参考になる動画を貼っておくのでよかったらどうぞ。
1分20秒あたりをみるとどんな感じかわかると思います。
⑤参考書をコロコロ変える
これもやりがちなことですよね…汗
実際、私も教材をコロコロと変えてこれまで何十冊と教材を変えてきました笑
かけた費用はトータルで50万以上はかかっていると思います…泣
効果が薄い理由
教材をコロコロと変えると、復習する回数が減って、知識が定着する前に新しい知識を入れることになるので、中途半端な状態で進んでいることになっています。
改善のポイント
一つの教材を徹底的に活用しましょう。
これだと決めたら、とりあえず最低でも5周くらいは復習するようにしましょう。
英語を学び始めたときは、多くのことを学ぶよりも一つのことを徹底的に反復してできるようにした方が最終的には効率が良いです。まさに「急がば回れ」だと思います。
その一つのことを徹底的に反復することで、リスニングでも単語でも文法でも、英語を身に付けるための勉強法を体に染み込ませることができますし、覚えるスピード、身に付けるスピードも加速していきます。ずっと一定じゃないんです。
ぜひ、教材を一つに決めて取り組むことをおすすめします。
私自身もたくさんの教材に浮気して全然伸びなくかった経験があるのでほんとおすすめです。
そして、いまは復習が私の英語学習のメインになっています。始めた頃と比べると想像以上に復習に時間を割いています。
自分が想定しているよりも復習を重点的に行うべき、というのは頭の片隅にでも入れておいてください。
けっこう、効率的な学習方法はそもそもの自分の思っていた方法と全然違うことが多いので。
⑥洋楽を聞くだけ
効果が薄い理由
聴くだけだと、③海外ニュース聞き流しの内容と同様の理由で効果が薄いです。
改善のポイント
実際に歌えるようになってください。
そうです、カラオケで洋楽を歌うことが改善のポイントとなります。
できればカタカナを見ずに英語の歌詞をみて歌えるようになってください。
洋楽をうまく歌えるようになると、
- 発音矯正になる
- 英語の音のリズムをつかめる
- 語彙力アップ
- スピーキング力アップ(スラングに対応できる)
といったメリットがあります。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
⑦英語勉強法をネットで検索しまくる
効果が薄い理由
改善のポイント
⑧Netflixを日本語字幕で見る
効果が薄い理由
改善のポイント
⑨発音記号を覚えずに単語学習
効果が薄い理由
改善のポイント