GREは他の専攻同様にランドスケープ分野の米国大学院入試では出願書類の一つとして求められます。
実際、GREは重要視されてるのか疑問ですよね?
2020秋に大学院入試を目指して受験した経験を活かしてお答えしたいと思います!
GREテスト自体を知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。
GREは重要視されているのか?
結論として、私が知る限りはランドスケープ分野ではそこまでGREは重視されていないと思います。
GREテストは最低限勉強しといて、それ以外は他の提出書類に時間を割くのが得策と考えています。
最低限というのは、GRE受験者のなかでランドスケープ専攻の平均点あたりを取れば良いということです。
とはいえ、日本人はボキャブラリーで点数取るのはかなり難しいので、数学でなるべく高得点を取ってカバーすべきです(といいつつ、私は勉強時間を全然割けずに数学も平均以下でした汗)。
理由を以下に述べます。
理由は?
大学業界全体としてGRE撤廃の動きがある
成績と学生の優秀さの相関関係が低いという研究結果が出されており、今後、米国の大学院全体ではGREを出願書類として求めないという方向に動いていきそうです。
大学院出願情報で公表している
名門校の一つ、バージニア大学大学院ランドスケープアーキテクチャ学科の提出書類と基準についてHPでは「GREテストはあくまで参考程度にみてます」という旨の内容が記載されてます。
教授から直接聞いている
ランドスケープ分野では他の書類の中でもチェックする優先順位があるようです。
あくまでGREは提出書類の一つで足切りも基本的にはありません。
私が訪ねた米国の大学の教授は、「バックグラウンドとこれまでやってきたことを最も重視している」と話していました。
バックグラウンドはレジュメと志望動機から主に読み取れて、これまでやってきたことは志望動機とポートフォリオから読み取ることができます。
つまり、ランドスケープ分野の米国の大学院に進学したい人は出願書類の内、
- ポートフォリオ
- レジュメ
- 志望動機
に特に時間を割いてブラッシュアップすべきだということになります。
とはいえ、レジュメはブラッシュアップしようにも様式がほとんど決まっているので、厳密には最も重視すべきはポートフォリオと志望動機の2つですね。
その先生は、私が学部の学生のときから知り合いで、今はある大学のランドスケープアーキテクチャ学科長に昇進されており、学科長になられてから聞いた話ですので、かなり信ぴょう性が高く有益な情報だといえます。
また、米国のランドスケープアーキテクチャ学科の大学院を卒業した知人の話によると「中でもポートフォリオが一番大事」とも言ってました。
ポートフォリオは作品集としてこれまでのバックグラウンド、やってきた経験等がぱっと見一目でわかるので、審査する先生もよくみるということでした。
また、ポートフォリオは卒業後してからも海外で就職するなら就職活動で必ず必要になるので、入試時点から作成には慣れておいた方が良いです。
まとめ
以上のことをまとめると以下のとおりです。
- ランドスケープ分野ではGREはさほど重要視されていない
- とはいえども最低限は勉強して点数を取っておくべき(特に数学)
- ポートフォリオ、志望動機のブラッシュアップに時間を割くべき
いかがだったでしょうか。
大学院入試も他と同じく力を入れるべきことと手を抜くことがあることが重要であることを理解して頂けたと思います。
最後までは読んで頂きありがとうございました!