米国へランドスケープ留学を目指している方にはGREという言葉に馴染みのない方が多いと思います。
この記事ではGREテストとは何か、勉強方法、勉強時間についても紹介していきたいと思います!
GREテストとは?
結論としては 大学院センター試験みたいなもので、米国の大学院へ進学するときに必要なテストです。
イギリスやオーストラリアなどほかの国の大学院へ進学する際は不要です。
GREテストはGraduate Record Examinationの略で、大卒で大学院進学希望するネイティブ向けに作成されたテストです。
そうです。ネイティブ向けのテストを留学生が受けるという大変無理ゲーなテストとなっています笑
いわば、大学院センター試験みたいなものですね。
テストはGeneralテストとSubjectの二種類ありますが、ランドスケープ分野専攻であれば、基本的にGeneralテストを受けることになります。
ですので、Generalテストについて説明していきます。
テストの構成とスコアは以下の表のとおりです。
セクション |
テスト内容 |
---|---|
Verbal Section(ボキャブラリー問題) | 問題数: 40問(20問×2)
スコア: 130-170 制限時間: 合計60分 |
Quantitative(数学) | 問題数: 40問(20問×2)
スコア: 130-170 制限時間: 合計70分 |
Analytical Writing | Issue 問題 1問
Argument問題 1問 |
ここからは、ランドスケープ留学を目指す人向けにGREテストについて解説していきます!
ランドスケープ分野に特化してGREテストについて述べられた記事が見当たらなかったので参考になれば幸いです!
合格基準はある?
同じ大学院でも学科ごとに異なります。
ランドスケープ分野では合格基準を設定していないところが多いです。
参考までにある大学の専攻別のGREテストスコア平均はこちらでみれます。
また、参考までにGREテスト公式サイトで公表している2015-2018の間の専攻別スコアとレンジ割合の結果も貼っときます。
VRがVerbalセクション
QRがQuantitativeセクション
AWがAnalytical Writingセクションのことです。
ハーバードなどの名門校は設定している場合もあります。
ランドスケープアーキテクチャ学科でGREスコアの最低基準を設けているならば、その大学のランドスケープアーキテクチャ学科のadmissionに書いてあることが多いです。
勉強方法、勉強時間は?
スコアの目安
まずはどのくらいの点数を取れば良いのか知る必要があります。
ランドスケープ分野のスコアとレンジ割合結果は上の画像を参考にしてください。
大学の平均スコアとGRE専攻別スコアとレンジ割合をみると、
Verbal : 140-149 (日本人140)
Quantitative : 150-159 (日本人165)
Analytical Writing :3.0 (日本人3.0)
だいたいこのくらいの数値を取得できていれば、名門校ではない限りはだいたいのランドスケープ分野の大学院は大丈夫かと思います。
かっこ()のスコアは日本人の目指す理想スコアです。数学でverbalをカバーするイメージです。
ちなみに、調べると2020秋入学の入試ではArizona State UniversityはGREスコアの提出が不要でした。
ASUは世界大学ランキングも130位くらいだったので、ネームバリューも気にする方にはお得かもしれません笑
勉強方法&勉強時間
まず基本的なところをおさえるためにはこちらの書籍がおすすめ。
いまのところは、おそらく日本語で唯一書かれているGREに関する書籍。
問題演習だとこういったものもあります。
パソコンやスマホでの問題演習には「Magoosh GRE」がおすすめです!
私はこちらを使ってました。
すべての問題が網羅されており、スタディサプリGRE版みたいな感じです笑
中々GREテスト対策のテキストはないので、重宝します。
また、GREテストの分野別で優先順位をつけるとしたら以下のようになります。
- 数学
- ライティング
- ボキャブラリー
数学をまずは高得点取れるように優先的に勉強しましょう!
理由は、レベルが中学~数IAくらいなので(大学院入試なのに汗)、日本人には高得点獲得できるチャンス大
数学は一ヶ月くらいで、総時間は50時間くらいしか取れなかったです…汗
そして150くらいしか取れず、全然日本人の強みを発揮できませんでした(泣)
ライティングはある程度テンプレートを準備しておいた方が良い
ライティングはTOEFLのライティングセクション同様にテンプレを用意しといた方が良いです。
ただし、コンピュータ解析により過去に記載されていたような完全なるテンプレは減点となるので注意が必要です。
個人的には、ライティングの勉強を開始するタイミングとして、TOEFLのライティングをまずは練習して18点くらい取れるようになったら勉強始めた方が良いと感じました。
総勉強時間は1週間くらいで20時間くらいでしょうか…(泣) それでも3.0は取れました。
ボキャブラリーはやる必要ないかも
ボキャブラリー問題は、ネイティブさえも苦戦するような問題が多いので、留学生には無理ゲーです^^;
私はほぼノー勉で140くらい取れて喜びました笑
相当時間を費やせば高得点も狙えるみたいですが、多くの人はそこまで時間がないはずなので他の書類作成に時間を費やすべきと思います。
留学生は低い点数であることも認知されているので、ある程度低くても目をつぶってくれるとも聞いています。
以上です!
いかがだったでしょうか。GREテストはTOEFLを突破したあとに勉強し始めるような提出書類ではいわばラスボスに近い存在なので、ここに時間をかけられる人は差を付けられてアドバンテージが大きいと思います。
とはいえ、個人的には、もしGREに時間を割けるなら、ポートフォリオを中心に他の書類のブラッシュアップに時間を充てるべきだと考えています。
下の記事を参考にしてもらえたら幸いです。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました!