みなさんこんにちは!
いつもブログ訪問&記事を読んで頂きありがとうございます!
今回の記事は、
『ミッドガルの各街の住みやすさランキング ベスト5』
という内容になっています!
筆者は
建設コンサルタント会社 都市計画部門に所属して自治体の都市計画関係に従事していた経験があり、
その際に経験したノウハウのほんの一部を活用して、そういった視点からミッドガルの都市について読み解いてみました笑
(知識を生かすベクトルが間違っているというツッコミはありがたく頂戴してます…笑)
ちなみにほんとどうでも良いですが…
この記事を読み進めるときに「新羅カンパニーのテーマ」もしくは「教会に咲く花」をBGMとして聞きながらだとめっちゃ盛り上がります笑
youtube動画を貼り付けたのでよかったらどうぞ笑
ミッドガルとは?
新羅カンパニー本社を中心として8つの発電施設「魔晄炉」と8つのプレートに支えられた企業城下町(カンパニータウン)の名前です。
プレート上下で街があり、上は「プレート都市」と呼ばれる高級住宅街で、
下は貧しい人々が暮らすスラム街と大きく二つに分かれています。
プレート上層は円形(ピザ型)であり、バレットは「あの腐ったピザ」と揶揄しています。
たしかにピザっぽい笑
ということでプレート下層は「腐ったピザの下」ともいわれます。(腐ったピザの下で、という曲もありましたね笑)
またプレート上層と下層は列車が往来しているため行き来は可能です(IDスキャニングエリアがあるためIDカード携帯は必須です)
少しネタバレですが、プレート地下にはディープグラウンドがあり新羅が極秘で研究している施設もあります。
ミッドガルの構造について
プレート上層と下層で以下の様に分類されます。
〇プレート上層
・零番街
・壱番街、弐番街、参番街
・四番街、伍番街、六番街
・七番街★、八番街★
〇プレート下層
・伍番街スラム★
・六番街スラム★
・七番街スラム★
※余談ですが、大阪のJR大阪駅、阪急梅田駅周辺には
阪急三番街、八番街、17番街、32番街があります。
なぜこのような名前がつけられたのか、なぜ三、八、17、32なのか…?
こちらの記事にわかりやすく書かれていました。参考までに載せておきます。
外部リンク 阪急「○番街」なぜ数字(もっと関西) 日本経済新聞社
ミッドガルの都市開発と現実世界(日本)の都市開発、インフラ整備の違い
ミッドガルと現実世界(日本)とは都市開発・計画をする上で異なる点がいくつかあります。
担当機関が異なる
ミッドガル:一企業の部署が担当
=新羅カンパニー 都市開発部門
現実世界:自治体の都市計画関係部署が担当(コンサルタントが支援する場合が多い)
=○○市役所○○部局都市計画課
市役所によって所属部署、担当課、名称はそれぞれ異なります
インフラの整備
電力はミッドガルでは、新羅カンパニーという一企業、現実世界では東京電力といった一企業が管理している点は共通してますが、
上下水道はミッドガルでは同じく新羅カンパニーである一方、現実世界では公的機関が整備、維持管理しています
その他について、ミッドガルでは交通機関や高速道路(ミッドガルハイウェイ)といったインフラの整備は新羅カンパニーが独占している可能性が高く、
まさに企業城下町ともいえる都市となっています。
ちなみに新羅カンパニーのリーブが統括している都市開発部門は英語でUrban Planningといいます。
ミッドガルの各街の都市評価方法について
ミッドガルの各街について都市評価を行いたいと思い、そのための都市評価方々について説明します。
分析方法としては、自分が住みたいかどうかを元に評価しようと思ったので、「世界で最も住みやすい都市」のランク付けをしている、雑誌「エコノミスト」の調査部門、Global Livability Indexの評価基準を参考にしました。
参考文献はこちら。
【安定性】―軽犯罪および凶悪犯罪の発生率、テロの脅威、武力紛争の脅威
【ヘルスケア】―利用できる医療、医療の質
【文化、環境】―気候、汚職の度合い、検閲の度合い、楽しめるスポーツなど
【教育】―利用できる私教育、私教育の質
【インフラ】―道路網や公共交通機関の質、質の良い住宅があるか、通信の質、水やエネルギーの質
なお、都市評価は分析可能な街のみに絞って分析しました。
分析方法、都市を構成する要素として重要なものを5つ星評価としました。
ちなみに、こういった都市計画や都市とほかの要素(自然・歴史・文化など)との関わりについて学ぶ学問はランドスケープといいます(正式にはランドスケープアーキテクチャーです)。
もし興味を持たれたらこちらの記事もおすすめです!
ミッドガルの住みやすい街ランキング ベスト5
お待たせしました!!
それではミッドガルの住みやすい街ランキングを発表したいと思います!!
第5位 六番街スラム:ウオールマーケット街
【安定性】★☆☆☆☆
この街では”治安”という言葉を知っている人がどれだけいるのでしょうか…汗
【ヘルスケア】★★☆☆☆
お店のトイレで嘔吐している人を助けてあげる薬屋さんがあるので、まだマシです笑
【文化、環境】★★☆☆☆
汚職し放題、検閲はざるのような甘さから最悪レベルです。
一方でスポーツかはわかりませんが、闘技場があったり、蜜蜂の館があったり、居酒屋でミッドガルブルースを歌っていたりと、一定の民俗性が伺え、ここでしか楽しめないものがあるので星1つは少ないと判断しました笑
【教育】★☆☆☆☆
この街では”教育”という言葉を知っている人がどれだけいるのでしょうか…汗
【インフラ】★★☆☆☆
チョコボ車が移動手段として利用されていることから移動手段が徒歩のみのスラム街と比べるとまだましな方です。
第4位 七番街スラム:酒場“セブンスヘブン”がある
【安定性】★★☆☆☆
クラウドさんおよび自警団のみなさんが定期的にモンスター討伐をしてくれているので最低限の治安は守られているといえますが、ジョニーが財布を盗まれたり、チンピラに連れ去られるされるなど軽犯罪がいくつか発生しているため安全とはいえません
【ヘルスケア】★★☆☆☆
ティファとクラウドが住むアパートに精神障害に苦しむ黒マントの住人がいることから入院治療できるような医療設備が整っていないと推測できます
【文化、環境】★☆☆☆☆
自警団があるものの、頻発する軽犯罪、それを見逃す検閲度合いの低さなど気候以外はすべて平均以下の悪さ。
【教育】★☆☆☆☆
教育施設が確認できず、周辺の街の人をみると少し成長したらすぐに働いている人が多そうなため、教育水準は低いといえるでしょう。また、キリエの悪行ぶりからも教育水準の低さがうかがえます。
【インフラ】★★☆☆☆
日本の戦後にみられたバラックのようなぼろ小屋が多くみられ、ジェシーが作った汎用毒性物質除去フィルターは水の嫌なにおいがとれると評判でほとんどのおうちが使用しているとのことから、水質汚染がひどく、インフラ環境は良くありません
セブンスヘブン店内
第3位 八番街:『LOVELESSS』を上演している劇場があり、エアリスと出会う場所
【安定性】★★☆☆☆
重犯罪は少なそうなものの、花売りの少女が落とした花を拾わずに無視して踏むような人がいることから軽犯罪はありそうです。
【ヘルスケア】★★★☆☆
旧式都市計画といえどもプレート上の都市のため、スラム街と比べると最低限の医療体制は整っているイメージがあります。
【文化、環境】★★★☆☆
バロック都市計画にバロック建築と均整のとれた街並みの美しさや劇場ががみられ文化性が高いと感じる一方で洋風庭園の幾何学的な自然さえみられないほど自然度が低いです。
【教育】★★★☆☆
劇場があり、教養の高さがうかがえますが、街の人々の会話を聞く限り特段教育水準が高いと言い切れないで部分があります。
【インフラ】★☆☆☆☆
17,8世紀(バロック時代)の都市計画によりインフラの整備手法も旧式と考えられ、一説には「19世紀後半のニューヨーク」をモデルにしたとも言われており、
インフラ環境は先進的とはいえません。
八番街 劇場前 LOVELESSの広告が掲げられている
第2位 七番街:ジェシーの家がある社宅地区
【安定性】★★★★☆
新羅カンパニーの社宅が多くある地域であることから、一定水準以上の治安は保たれているといえるでしょう
【ヘルスケア】★★★★☆
ジェシーのお父さんが自宅で医療機器を用いて療養中であることがわかり、こちらも良好でしょう。
【文化、環境】★★★★☆
こちらもやはり、社宅がある地域であることから、一定水準以上は担保されているといえるでしょう。とはいえ汚職の上に成り立っている会社、新羅カンパニーが作り上げた都市、ミッドガルである限り満点には決して付けることはできません!笑
【教育】★★★★☆
社宅がある地域であることから、その子どもたちを通わせる良質な教育施設が充実していることが想像できます。
【インフラ】★★★☆☆
社宅がある地域であることから、一定水準以上は担保されているといえるでしょう。ただし、人工物により整備に過ぎず、本当の自然環境は残されていないことから良質であるとはいえません。
ジェシーのお家で寝たきり状態の父親 医療機器で療養中
第1位 伍番街スラム:エアリスがエルミナと一緒に住んでいる家がある
【安定性】★★★★☆
子どもたちが外で普通に遊んでいることや子ども達が自主的にパトロールして治安を維持していることから、
犯罪は少なく比較的安全な地域ではないかと思います。
ただ、外周にはモンスターが出現することから★5つは付けられず…汗
なんでも屋がもし定期的にモンスターを駆除してくれるのであれば5つになるでしょう。
【ヘルスケア】★★★★☆
エアリスのことを探していた優しそうな医者がいました。
いわば町のお医者さんともいえる人がいることから地域の医療は一定水準を維持しているといえるでしょう。
しかし、クラウドとの会話から藪医者である可能性があるため★5つは付けられませんでした…
とはいえ、お花や野草が道のあちこちにみられ、花飾りの作成や花壇を作って楽しんでいることから
精神的にも健康的な人々が多い可能性が高いことが高評価となりました。
【文化、環境】★★★★★
子どもたちがのびのびと地域で楽しく過ごしていること、またエアリスの家のお庭のようにいろいろなお花が咲き誇っているお家が
あり、子どもたちがリーフハウスに花飾りをしていることから、住民の園芸分野における関心度が高く、独自の園芸文化が発達
していることが伺えるため街の人たちの教養が高いといえるでしょう。
また、教会に花が咲くような良好な環境が残されていることやエアリスの家の周りは花壇はもちろん、樹木や川が流れていることから自然度が高く、多様な生物も生息していることが考えられることも
高い評価となりました。
【教育】★★★★☆
リーフハウスではおおよそ小学校程度の教育を提供していると想定され、
子ども達ものびのびと育っていることが伺えることから教育環境は良好であるといえるでしょう。
一方でリーフハウスの一部の先生が、欲望の街、ウォールマーケットにて夜にダンサーの仕事に従事しているとの疑惑(ハニーガールのフォリア先生の目撃情報あり)があることから、
教育者としてのモラルの欠如が否めないため、5つ星とはならず…
【インフラ】★★★☆☆
隣街への通り道は確保されており、生活している人々の様子をみても最低限度の生活は担保できているといえるでしょう。
とはいえ、生活自体に特別不自由しているとは感じませんが、プレート上と比べると、良質な住宅があるわけでもなく、移動は基本的に徒歩かチョコボであり、人々が使う機器をみても最新のものとはいえないため、
可もなく不可もないという意味で3つ星となりました。
エアリスのお家 自然度の高さと園芸文化の発達がうかがえる
以上となります!
いかがだったでしょうか。
違う視点でミッドガルやそれぞれの街をみてみるとなかなか面白いですよね!
ちなみランドスケープ視点で捉えるとミッドガルは人が作り上げた超人工的ななものとスラム街の自然的要素が複合的に組み合わさった風景がすごく心にくるものがありました…
単純に眺める夕日が美しく感じてしまったのは私だけでしょうか…
曲との調和も素晴らしいです… いろいろ考えさせられます。
現代でいわれているSDGsとか、持続可能な社会とか、人と自然の調和とかってどんなものが理想なんだろうなーと。
完璧はないですが、理想を追い求めるのは人の性ですので、私も自分が考える理想について追及していきたいと感じました。
他には建築の視点からミッドガルを解説した動画がありました!建築史が専門の大学の准教授が語っており、とても興味深い内容でした。このくらい語れるようになりたいものです笑
他には園芸学校で学んだ知識を生かして(?)、花摘みイベントの花の種類の特定やエアリスが売っている花の種類の特定について記事を作成しています!
よかったらこちらもご覧ください!