というようなランドスケープ分野の留学を考えている人に読んでほしいおすすめの本を2冊紹介します!
実際に、自分が留学する前に読んでモチベーションが高まり、ランドスケープを学びに留学する意義を見いだせた2冊を選びました。
この記事を書いている私は、日本のランドスケープ分野の大学院に在学中、文科省の奨学金を頂き米国のランドスケープ学科の大学院に半年ほど留学経験があります。
また、当時、ランドスケープ留学していた友人などにも読んだ本を聞いて参考にしてます。
①「海外で建築を仕事にする2 都市・ランドスケープ編」
2015年と最近発売された書籍で世界各国でランドスケープアーキテクトとして働いている方々が、どんなことを感じながらどのように現地で働いているのかが丁寧に書かれています。
私自身、当初はランドスケープで留学するなら米国一択と考えていたのですが、この本でオーストラリアやシンガポール、ドイツといった他の国のランドスケープについても知ってからは留学先を選ぶのに悩みました笑
また、海外で働いた後、日本に戻ってきて働いている方のお話もあり、これも中々面白いです。
この本をもう何度も読み返してますが、初めて読んだときはほんとうに身体に電流が通ったように本当に痺れました。同時に心から海外へ留学したい、グローバルに活躍するランドスケープアーキテクトになりたいと思いました。
著者が留学時のことも書いているので、海外の大学のランドスケープ教育についてもイメージできます。
余談ですが、この本に感銘を受けて米国にランドスケープ留学したとき、留学先は著者の一人と同じ大学院で、そこで学べることに感激してました。
また、長期休暇中にはアポを取って実際に著者の一人にお会いしました。そして書籍で登場する場所の土を踏んだときの溢れる想いはいまでもしっかりと覚えています。
留学できたこと、そして著者とお会いして刺激的なお話を聞けたことは自分にとって本当に夢みたいなことでしたので胸がいっぱいになり男泣きしました笑
レビューも高く、損は絶対にしない本です。ぜひ手にとって刺激的な世界を感じてみてください。
ちなみに著者の福岡孝則先生の別の本もおすすめです。神戸大学在任時代に出版された本です。
②「アメリカンランドスケープの思想―ランドスケープ・デザインを志す若人へのメッセージ」
こちらは淡路景観園芸学校学校長の中瀬勲先生と景観設計の都田徹さんの共著で、ピーターウォーカー、ロバートザイオンといった20世紀代表するランドスケープアーキテクト達にインタビューしたときの内容が収録された本です。
こちらは1991年出版と少し古くなっていますが、日本語で偉大なランドスケープアーキテクトが語る内容を読めるのはほとんどないため貴重ですし、
「ランドスケープ・アーキテクトを志す日本の若者へのメッセージ」というタイトル通り、
ランドスケープ留学を考える学生のような若者に向けた言葉もあるので、必読書といえる1冊となっています。
他には基本的な海外留学に向けた必要な出願書類、作成方法について詳しく書かれた書籍も読んでおくと留学までの道のりが具体的になってランドスケープ留学が少しはイメージできるかと思います!
必要書類はこれまで一度も作成したことのない内容ばかりで最初はとてもハードルが高く感じるかもしれませんが、物おじしないでください笑
留学経験者などに話を聞くとハードルが下げられると思います。
いかがだったでしょうか?
ランドスケープ留学を考えている人はこれらの本を通して少しでも世界を感じながら留学へ思いを馳せてもらえたら嬉しいです。