海外の大学院入試を考えて、大学の募集要項等をみるとこんなことが書いてあります。
GPAが3.0以上あることが要件となります。
と思った方、この記事では「GPA」とは一体なんなのか、そして計算方法について紹介していきます。
結論 大学の成績のことです
GPAとは「Graduate Point Average」の略で大学の成績の評価値のことです。
多くの大学では、GPAの最高値が4.00、最低値が0.00となっています。
海外の大学院入試では、このGPAの平均を入学基準と設定しています。
どのように計算するのが次で説明します。
ちなみに、大学によっては英語表記の成績証明書を発行した際にGPAを算出して追記してくれるところもあるようです。
大学の担当課に訪ねてみましょう。
GPA算出方法
算出方法もいくつかありますが、基本的には以下のとおりです。
①成績をGPAへ変換する
大学によって成績の付け方が異なる場合があります。
たとえば、A~D、秀~可など。
4つに分類されているのであれば、それをGPAの数値に当てはめれば基本的にはokです!
たとえば、A~Dは、4分類でAが一番高い成績なのでAを4ポイント、Dを1ポイントという感じです。
②GPA平均を計算する
GPAポイントに変換したら、平均値を計算します。
計算方法は、各成績(各GPAポイント)×取得単位数÷総取得単位数 です。
たとえば、ある学生が以下のとおりに成績を持っているとします。
ランドスケープ概論 A 2.0
ランドスケープデザイン C 3.0
ランドスケープ現代史 D 2.0
ガーデンデザイン・維持管理演習 B 5.0
総取得単位数 12.0
計算は以下のとおりです。
〔A(4.0ポイント)×2.0単位+C(2.0)×3.0+D(1.0)×2.0+B(3.0)×5.0〕÷12.0単位=2.58
よって、この学生のGPA平均は2.58ポイントとなります。
つまり、3.0を超えてないので、この学生は入学基準である3.0を下回ってしまています…
ちなみに学生のGPAの平均は2.4~2.8と言われていますので3.0は優秀レベルに入ります。
入学基準に3.0を設定しているのはやはり優秀な学生を取りたいからだと思います。
また、入学後にも3.0を下回ると退学処分となる学校もありますので、3.0を学部のときに持ってないと大学院でやっていけないだろうと判断材料としていることもあるみたいです。
いかがだったでしょうか。
成績は後戻りできないので、少しでも留学を考えている人は良い成績が取れるように頑張ってください!
また、3.0を下回っているからといって大学院入試をあきらめないでください!
前提として、大学院入試の提出書類の一つであって総合的に審査されるので足切りされない限りチャンスはありますし、いくつか対処法があります!